British と American の /t/:違いが顕著なのはどんなとき?

19th/02/2010

今回は /t/ をとりあげます。特に、Received Pronunciation (または General British)と General American の /t/ の発音のされ方の違いを中心に説明します。

British でも American でも、/t/ が語頭にあるときや強勢を持つ音節の頭にあるときには、この /t/ は明瞭にしっかりと発音します。つぎの単語で実践しえみます:

t_initial.mp3

time /taɪm/、take /teɪk/、attack /əˈtæk/、eternal /ɪˈtɜː(r)nəl/

さて、British と American の /t/ の音の違いが最も顕著に現れるのは、/t/ が強勢を持つ音節の末にある位置で、かつ母音に挟まれているときです。この場合、American では /t/ の音が有声音化する傾向があります。以下のような単語内の場合がその典型的な例です。はじめに British、つぎに American でそれぞれ発音してみます:

t_intervocalic_words.mp3

city /ˈsɪti/、sitting /ˈsɪtɪŋ/、Betty /ˈbeti/、wating /ˈweɪtɪŋ/、
letter £/ˈletə/ $/ˈletər/、matter £/ˈmætə/ $/ˈmætər/、
quarter £/ˈkwɔːtə/ $/ˈkwɔːrtər/、water £/ˈwɔːtə/ $/ˈwɑtər/、

また、語尾にあるときも、つぎの単語が母音ではじまるときには、同じようなパターンになる傾向があります:

t_intervocalic_phrases.mp3

get out、put it on、not at all

さらに、/t/ の前の音が /n/ で、/t/ の後に母音がくる場合(nt +母音)には、American では /t/ が有声音化したり完全に脱落する傾向があります:

t_intervocalic_2.mp3

(£) centre /sentə/ — ($) center /sentər/ ~ /senər/
winter (£) /wɪntə/ — ($) /wɪntər/ ~ /wɪnər/
twenty (£) /twenti/ — (&) /twenti/ ~ /tweni/

Today’s my singing
今回は短いバラードを歌って録音してみました。“Angel” という曲で、Elvis Presley が映画『夢の渚』の中で歌ったナンバーです。もう40年も昔の歌ですが、私はいまでも好きで歌ってます(^^) 太字で示してある “t” は有声音化している部分です。よかったら口ずさんでみてください:

angel.mp3

Angel, with those angel eyes
Come and take this earth boy
Up to paradise
Angel, may I hold you tight?
Never kissed an angel
Let me kiss one tonight

If I said “I love you”
Would I be speaking out of turn?
I’m only human, but I’m willing to learn

Angel, make my wish come true
Let me be in heaven here on earth with you

Angel, never kissed an angel
Let me kiss one tonight

(*発音矯正を望まれる歌手・俳優、また、英語を使うお仕事をされている方は、ホームページをご覧の上メールでご相談ください。)

T-ACT英語発音矯正サービス
Email: s-tanaka@hatsuon-kyosei.com
HP: http://www.hatsuon-kyosei.com

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